小学生か中学生の頃かは覚えていないが お笑い番組を観ていて なぜか忘れられない言葉がある それはとんねるずのコントのなかで 仕事を終えたサラリーマンが居酒屋でかけつけ一杯の生ビールを一口、飲んで 「この一杯のために生きているんだよな〜」と吐き捨てるように叫んだ
当時の僕は 「あんなにがい飲み物が おおげさだ」と思っていただろう
昨日の 沖縄は二月なのに 半ソデ日和。 この間 頂いてきたイスノキの丸太を板に製材する重労働の仕事を朝から晩まで行った もちろん 汗だくで…
そんな日の 仕事の後の 一杯…
「この一杯のために生きている」 大人になった僕には この言葉がおおげさだとは思えない 労働の喜び
去る22日〜28日まで行われていた。「第2回ウッディビエンナーレ in沖縄」いうイベントに実行委員として参加しておりました。
酒の席の 酔ったいきおいで実行委員になることになってしまいましたが、イベントの実行委員の仕事がどんなものか、勉強になるだろうと思い、約一年間、月に一度の集まりに参加し 準備を進めてきました。 事務的な能力のない僕はほとんど 活躍する場面はありませんでしたが、このイベントに関わって無事に終えれたことに ホッとしています。
イベントを企画して、お金を集めて、人を集める。 それぞれに仕事があって 生活があって それとは別の時間を作る。 ものすごく大変なことです。
大変だけど、信念があって 情熱を注げる そんなイベントなら 楽しんで出来るかもしれないなと 感じています。
2月1日〜11日 暮らしにアートin伊計島~おきなわ作家展~旧伊計小中学校跡地
に参加させていただきます。地元 旧勝連町にて初出店
お時間のある方はぜひご覧下さい
「おい たま ユシギ 使うだろ 切ってあるから 取りに来い」
このSさんの電話を一年間 待っていましたが、この間 ついに 電話がかかってきました。 えっ また、こんないそがしい時にと一瞬、思いましたが 大量のいすのきは 簡単には手に入りません。ありがたや ありがたや ともらいにいくことになりました。
いすのきは三線の棹にも使われる黒くて堅い材木です。ヤンバルでは防風林として畑の周りに植えられています。 今回はSさんの知り合いの土地に防風林として植えられていた、いすのきをいただけることになりました。
さらにありがたいことに あとでユンボが入るので、枝などのいらないものはそのままで使うものだけチェーンソーで切って持っていって構わないとのこと ありがたや ありがたや
Sさんに「今度 お礼に ビール おごります」と言うと 「オレのほうが おまえより 稼いでいるから オレがおごるさ」と言われました。
やさしい先輩方に気にかけてもらえて ありがたや ありがたや です。
基本のスプーンです。カレーやシチューなどはもちろん、使いやすいスプーンにしました。
昨年はみなさまのお力添えをいただき、たま木工商店はちょこっとではありますが、成長できたと思っています。ありがとうございました。
今年もよりよいものづくりが出来るよう努めていきますので よろしくおねがいします。
毎年、初仕事は 刃物を研ぐことを年初めの儀式のように続けています。
昨日、今日と箱根駅伝が開催されていました。沖縄ではテレビ放映はないので、ラジオで所々、聞いていました。今まで、まったく興味もありませんでしたが、 風が強く吹いているという小説を読んで 僕も練習して箱根駅伝に出たいと思っちゃうほど(絶対に無理なんですが) ハマりました。
映画化もされていますが… 本を読むほうがおすすめです。
みなさん ズドラーストブィチェ (こんにちわ)ミニャ ザヴート チ○◯◯ーシカ(わたしの名前はチ○◯◯ーシカです)
娘に頼まれて アフリカ辺りで生まれ ロシア在住の未確認生物のイスを作りました…イズヴィニーチェ(ごめんなさい) ウソです。
ソファのようにゆったり座れる椅子セットのお見積りをお願いされているのですが、ご依頼主からこれといったデザインの注文がないため 見積りが出しにくい、それじゃあということで、 1/4サイズで作ってみて提案してみることにしました。
僕は初めて作りましたが、いろいろな木工家さんはまずは1/4サイズで作ってみて手直しを入れて 現物を作るそうです。
確かに 図面ではわからない 全体の雰囲気がわかり いろいろな変更が出来るのですばらしい (実は家具が完成して ココはコウすればよかった…アソコはアアすればよかった…と後悔すること結構あったのです。そのたびに反省するのですが……人間は忘れる生き物です。
先日、誕生日を向かえ、今年は無事に祝ってもらいました。
今年は無事に… 忘れもしない去年の誕生日…
誕生日だけど何もしなくてもいいよ的なオーラを出しつつ、祝ってのアピールもしないでいると、本当に何もなく誕生日、当日は過ぎていきました。(結構 傷つきました)
すると、翌日 朝 目覚めに「誕生日 おめでとう」と言われました…そうなんです、嫁さんは誕生日を忘れていたのではなく、誕生日を間違っていたのです。(ある意味 ヒドいです)
その夜は、ご馳走が用意され、複雑な気持ちで誕生日を祝ってもらいました。僕はその後、二週間ほど、この間違いを黙っていました。(間違いの指摘に嫁さんは笑ってごまかしていましたが)
三十代の折り返し、もっと もっと イイものづくりが出来るよう 頑張ります。
寝ることが大好きな嫁さんをそのままに僕が朝食の準備をすることがよくある いつものように冷蔵庫を開けると、食材がない…
それならばと、トマトソースのペンネを作ったが「朝から…重い…」と言われる始末
それじゃあ 食料の買い出しにいきましょうよと北部の都会、名護へ
名護に買い出しに行くとお弁当を用意して羽地ダムで昼食をとることが度々ある。以前から芝生の斜面を滑ったら 楽しいだろうと思っていたので段ボールをもらってきて滑りました。娘も喜んでいました。
やはり 下りはよいよい、登りはつらいのですが僕はひとり、頭の中で最近観た映画『岳-ガク-』 の小栗旬になったつもりで登山ゴッコをしていました。
東京の義母はセンスが良く、生活道具に関しても 何でもいいではなく、気に入って選んだものを使っているのがよくわかる。
先日、東京に行った際、嫁さんが昔から使われているカッティングボードを引っぱり出してきて、もらって帰ることになった。
僕もこのカッティングボードを使ってみてサイズや厚み、デザイン、そして長年、道具として使われてきた風合いがすごく気に入ったので 写しで作ってみました。
材種は 桑の木です。桑の木は削りたては写真のように黄色のですが、時間が立つに連れ、焦げ茶色に変わってくるので経年変化が楽しめると思います。
明日のおにわ市に持っていきますのでよろしければ手に取って見てください
「日本の最先端がそこにあるはずだと」嫁さんが言うので家族三人で南青山のARTS&SCIENCE の雑貨や食に関するものを扱う店舗を見てきました。
カウンターのショウケースの中にしか商品がない店にポカーンとあっけに取られ、ひるんでいる僕を横目に嫁さんが「木のものがあれば見せて下さい」と店員さんに話しかけ、奥から出してもらいました。木の製品は少なかったけれど、いろいろとお話を聞くことができました。
その後は表参道の雑貨屋さんや服屋さんを見て歩きました。「南青山、表参道を歩いて風に吹かれただけでも良かったじゃない」と嫁さんの言った一言に妙に納得しました。
山から出て 島から出て たまには大都会の刺激を受けないといけないなとあらためて感じました。